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「読書力認定制度」がスタート 大﨑 素史(附属図書館長) 全国の大学としてもユ二ークな取り組みとして内外に注目されてきた全学読書運動「Soka Book Wave」は、本年で4年目に入ります。喜ばしいことに、年々向上してきました。次のデータにも示されています。 エントリー数:2004年度967人(全学生数の10%)、2005年度1806人(20%)、2006年度2318人(27%) *なお、開催期間は2004年度・2005年度4月~9月、2006年度4月~翌年1月。 感想文数:2004年度2400冊、2005年度2997冊、2006年度6022冊 感想提出者数:2004年度288人、2005年度423人、2006年度708人 (参考) 2006年度の読書ポイント: 1位=日本語日本文学科、2位=短大英語コミュニケーション学科、3位=教育学科 学年別登録率:1年生54%、2年生27%、3年生16%、4年生9%、短大1年生56%、短大2年生32% 本年度においては、さらにレベル・アップを図るべく、新たに「読書力認定制度」をスタートさせることになりました。これは学生による全学読書運動推進組織(Soka Reading
Project:自治会・学友会・短大学生会・男女学生寮・有志)を中心とした学生からその要望が提案され、図書館事務室、キャリアセンター等とも連携しつつ種々調査・検討して、図書館運営委員会でその実施決定をみたものです。具体的な実施要綱については別掲のご案内を参照していただきたく、ここではその主旨をご案内したいと思います。 この制度は、学生が「読書力認定証」を受けるために読書に励むことが根本の目的ですが、これまでの全学読書運動のレバル・アップを図るとともに、学生にとって就職試験等が有利になるというメリットがあります。年度末に読書力認定審査委員会(図書館運営委員会の下部組織で、教員・図書館事務職員からなる5名程度の委員)が規定冊数(30冊以上)の感想文・書評文を提出した学生に対し、レベル1~5の評定をします。 因みに、1年は48週あり、1週間に1冊読んでいくとすれば年間冊数は48冊。それらに感想文・書評文を書くとすれば並大抵のことではありません。まずは、レベル5に挑戦し、順次レベル・アップしていかれることを期待します。もちろん、その前に、全学読書運動にエントリーし、読書力をアップすること。それが自身の人間力をアップすることになります。 以上、年度初めに当たり、特にアピールしたかった点ですが、昨年度、図書館運営委員会を中心に、図書館長の諮問機関「Soka Library
Project」会議、全学読書運動推進組織などによるご要望・検討の結果、特に改善できたことをこの機会に以下ご紹介します。 施設関係:①1Fにガイダンスルームを設置(38席)、②3Fに留学生コーナーを設置(PCも設置)、③1F~3Fの入口が自動ドアになりました。 資料関係:①Springer Ebooks導入(4000タイトル)、②Oxford Readers等、数種類の多読シリーズを導入、③全学読書運動推薦図書(1200冊余)コーナーを2F閲覧室に設置等々です。 創立者の御精神と建学の理念を拝し、学生第一の大学であるべく、図書館として、教員の研究・授業と学生の学習・研究・教養の向上をどのように調和的に整えていくかをさらに課題にしていきたいと思います。 |
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