創大に読書の波を!!(総括)
前島 彰(児童教育学科2年)
創価大学・創価女子短期大学に読書の波をとの思いから始まったSoka Book Wave(以下SBW)。今回、創価大学の一大行事である創大祭において、SBWとしても何か行動したい!との思いで、学生と図書館職員の話し合いから「読書展」を開催することになりました。はじめはたくさんの本を展示することしか考えていませんでしたが、創大祭期間に学生と図書館職員が一丸となって、日本で初と思われる「読書展」が開催できました。創立者にも見守られての大成功の「読書展」にすることができたのも、学生と図書館職員の思いが同じ方向であったからだと思います。
本が嫌いで読書への抵抗感のある人に少しでも本を好きになってもらいたい、「読書展」に来てくださった方へ、今一度読書をするきっかけ作りをしたい、創立者が提唱される「活字文化復興」の波を創大から社会に広めていきたい、そんな熱い思いが私たちの中にありました。また創立者の200番目の名誉教授称号授与式が創大祭であると聞き、創立者を盛大にお祝いしていきたい、と皆で心を一つにしました。
多くの来場者の方々から好評をいただき、大きな一歩を踏み出すことができました。メンバー一同やってよかったという確信がもてました。「読書展」を通して、SBWを創価大学のひとつの伝統にしていきたいと、さらに強く思いました。
創立者は、「青春時代に、自身の魂を揺さぶるような優れた書物と出会えた人は幸せです。生涯の指針となり、生命の滋養となり、宝となるものです。その意味でも、現代の青少年が、読書から遠ざかる傾向にあることを私も心配しています」と言われています。今回の読書展を通し、創立者がいかにたくさんの本を読まれているか、またたくさんの人が読書に挑戦しようとしていることが分かりました。まだまだ「活字文化復興」の波を起こし始めたばかりです。創立者に見守られている今だからこそ、創大生の手で創価大学から新たな伝統を築いていかなければならないのではないでしょうか。一人一人が勇んで読書に挑戦していけるよう、また最も本を読む大学「創価大学」と言われるくらい、今後も精一杯活動してまいります。「読書展」に来てくださった方々に、謹んで感謝申し上げます。