「読書展」を通して(絵本部門)
比嘉 和夫(児童教育学科2年)
はじめに、読書展の大成功を陰で支えてくださった図書館スタッフの皆様、装飾に携わってくださった創価マジシャンズプログラムの皆様に対して感謝の意を表したいと思います。本当にありがとうございました。また、共に頑張ったSoka Reading Projectのメンバーにも感謝の思いでいっぱいであります。
私は、「絵本部門」に携わらせていただきました。その作業の中で私が一番感じことは、絵本にも様々なものがあると気づいたことでした。その気づきから、絵本と子どもたちをつなぐ大人の役割が大切だという思いになりました。なぜなら、子どもたちにどんな本を読み聞かせていくかは、子どもたちの人間性の形成に重要な影響を与えることに繋がると考えられるからです。
言い換えれば、大人の良書を見極める眼の有無で、子どもたちの読書環境は大いに変化します。子どもたちの読書環境を考慮するならば、まずそれを支えていく大人たちの個々の読書力・良書を見極める眼の向上が望まれるべきといえるのではないかという思いに至りました。
私自身この「読書展」を通して、自分自身と読書の関係を見つめなおすことができました。同様に、来場者の方々にも読書を見つめなおす機会になったのではないかと感じました。そのことから、活字文化の復興を叫ばれている創立者・池田先生の下で学ぶ創大生から、読書の波を起こそうということで始まった全学読書運動「Soka
Book Wave」の一環であった「読書展」は、大成功であったと思います。ぜひ、来年に繋がるものにしていき、さらに読書の波を創価大学から発信していきたいと思います。