皆に訴える読書展を目指して(読書年齢部門)

 

内山 旬子(日本語日本文学科2年)

 

私は、『読書年齢部門』で活動しました。読書年齢とは、実際の年齢には関係なく、生まれてきてからどれだけ本に関わってきたかによるもので、今回は「幼年期」「少年・少女期」「青年期」「成人期」の4つに分けました。

 

 私たちが1番苦労したことは、本の選定で、4つの時期にあった本を選択する必要がありました。しかし、区別はとても難しく、特に、青年期と成人期の区別が分かりにくく、何度も何度も話し合い、やっと決定しました。だから、来場者の方に「うまく分けられている」と言っていただいたときは本当に嬉しかったです。

 

 この「読書展」は、「皆に訴えるもの」を目標に作っていきました。最初は自己満足で良いと思っていた私も、段々「皆に見てほしい」「感じてほしい」「考えてほしい」と思うようになりました。そしてその気持ちを精一杯詰め込みました。

 

 その気持ちが伝わったことは、来てくださった方々のアンケートで分かりました。アンケートの1枚1枚一言一言がほんとうに嬉しかったです。この読書展の試みは初めてのことで、なにもかもが手探り状態でした。反省点も多々あります。しかし、心からやってよかったと思えるものができました。

 

 最後に、この読書展では、図書館職員の方々には本当にお世話になりました。学生を全力でサポートしてくださり、ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。