「学生時代に思索ある読書を!」(統計部門)
玉井 陽子(社会学科2年)
今回の読書展を通して、創立者・池田先生の読書に対する思いを知り、私は読書の重要性を再認識しました。また、創立者の「大学とは、大学に行きたくても行けなかった人たちに、尽くすためにこそあるのだ。」という言葉と同じく、読書も本が読めない人のためにも読むべきだと思うようになりました。今回、統計部門として活動する中で、世界には絵本すら読めない人がいることを知りました。本が読めるという環境は当たり前のことではないのです。このことに感謝し、その人たちの分までも読書に励みたいと思いました。
私は元から本を読むのが好きだったので、創大生活で500冊の読書をしようという目標を立てました。そして、何も考えずにただ冊数だけを重ねる読書をしてきました。しかし、創立者が強調されている読書は「思索ある読書」だと、今回の展示で気づきました。その本から何を感じ取ったのかが大事だということを、創立者の若き日の読書に対する姿勢から学ぶことが出来ました。私は読書を通して人格を磨くことを、創立者は創大生に望まれているのだと思います。そのためには思索が必要です。今までの私の読書は思索が足りませんでした。これをきっかけに沢山の良書に触れ、大いに思索し、意味のある500冊にしようと思います。
また、創立者はスピーチでよく世界の名作を引用されます。今回の200番目の名誉学術称号御受賞の際、創立者の謝辞の中でも、トルストイの言葉を引用されました。私は今までそれらを聞いても、感心しているだけに留まっていました。しかし、これではいつまでたっても力はつきません。いつまでも創立者に甘えているわけにはいかないのです。自分から良書に触れていき、力をつけていきたいです。
最後になりましたが、いつも私たちを支えてくださった図書館の職員の皆さん、御来場くださった皆さん、そして最後まで温かく見守ってくださった創立者・池田先生に感謝の言葉を述べたいです。本当にありがとうございました。