サービス改善及び新規サービスについて

 

今年も夏休期間に、図書館スタッフ全員が各グループに別れ、図書館サービスの改善の可能性がある約30項目について、熱い議論を交わしました。その内まず優先的な下記6項目について改善し、この10月よりスタートさせました。

 

(1) 貸出冊数が増加しました

下記表の通り、全ての利用対象者の冊数を平均1.5倍増加させました。今回増加に踏み切った理由は、一つとして論文やレポート作成に当たっては現状の制限冊数では間に合わないことがあること、もう一つは全学読書運動を5年間にわたって展開してきたことにより読書する学生が増えてきており、そのため多巻ものの全集等を借りやすくするためです。なお、今回の冊数増加により、これまで実施していた「長期休業期間(夏休・春休)倍加貸出」と「卒論・修論倍加貸出」(11月-12月)につきましては、今後実施しないことになりました。

 

(2) CDの貸出手続きが簡素化されました

これまでCD本当とケースを切り離した形でサービスをしておりましたが、この度、CD本体とケースを合体させてCDコーナーに配架しました。このことにより、これまで書庫利用カウンターで手続きをとった後、メインカウンターに移動し貸し出す方式を取っていましたが、この度、メインカウンターで直接手続きが取れる方式に変更しました。

 

(3) 見学者の見学申請手続きがわかりやすくなりました

図書館正面入退館システムの手前に「見学者券」と案内板を設置し、見学者が申請手続きをとる方法がわかりやすくなりました。

 

(4) 池田文庫の長期保存対策として、専用袋に入れて館外貸出を行うことになりました。また劣化が著しい図書は修復処置等を行い、本学の財産として永く留める対策をとってまいります。

 

(5) グループ学習室の機能向上化を図りました

 「グループ学習室」で、最近要望が多く寄せられていたプレゼンテーション準備のためのプロジェクターの利用開放を始めました。また、利用申請の簡略化を以下のようにはかりました。

①1Fインフォメーションカウンターに「グループ学習室利用許可証・点検表」と学生証をご提出ください。この際、申請者本人に長期延滞中の未返却図書(8日以上)がある場合は、グループ学習室の利用ができませんので、くれぐれも注意をしてください。

②グループ学習室の鍵をお渡しします(紛失しないよう十分注意をしてください)。終了時に返却してください。学生証は終了時までお預かりします。

③利用終了後は、部屋をキレイに整頓した後、所定の「点検表」に必要事項を記入し、鍵をサービスカウンターに返却してください。学生証をお返しします。

 

(6) 当日返却図書の利用がスムーズに行えるようになりました

当日返却された図書(検索詳細画面で配置場所が「カウンター」と表示されるもの)について、検索画面から図書情報をレシート出力できるようになったため、利用者からの要望があった際、図書の取出しをスムーズに行えるようになりました。

例えば、以下の図書は、本日返却された図書ですが、検索結果詳細画面を見ると、本の所在場所は「1Fカウンター」と表示されています。その本を借りたい場合は、以下の「カウンター取出申請」ボタンをクリックし、ログインすれば、直ちにレシートがカウンターに出力されるため、速やかに借りることができます。これまでは数百冊(試験期などは千冊以上)もの本がカウンター内にあるため探すのが容易ではありませんでしたが、このことにより改善を図ることができました。

 

以上のほか、今後以下の項目について改善を予定しております。

4階閲覧室パソコンでCDを聴くことを許可します(来年4月から予定)

学内各所(A棟・本部棟・工学部棟)に返却ボックスを設置する予定です(来年4月より)。

教職員に対し他大学から届いた複写依頼文献を学内便で届ける予定です(来年4月より)。

レファレンス体制を充実させます(今後詳細に検討)。