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今日の一書 : 2017年4月25日(火)

『 カラスの教科書 』

著者 : 松原始

まず、著者のカラス愛に驚かされる。読み進んでいくごとに自分の中でカラスに対する固定観念が覆されてゆくのを感じる。身近な存在であるにもかかわらず、全くカラスのことを知らなかったんだなと気付く。ちょっと好きになったかも?などと思っている自分がいる。
つまり、作者の思う壺に嵌っているのである。
自身をほぼカラスの『ストーカー』か『パパラッチ』と評し、趣味はカラスである、と言い切るだけに、その並々ならぬカラス愛が全文にわたって溢れ出ている。本文中に差し込まれた実写的なスケッチは著者の手によるものだ。その精緻なスケッチはカラス一筋に研究を続けてきた著者ならでは。軽妙な文章も面白く、400頁の分厚さも苦にならない。
あなたもカラス愛に目覚めてしまうかも?
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