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今日の一書 : 2017年4月28日(金)

『 タテ社会の人間関係 : 単一社会の理論 』

著者 : 中根千枝

50年も昔に出版されたとは思えないほど、現在の日本の社会構造にも当てはまる、普遍性を持った理論である。時代が変わっても、環境が変わっても、人間の社会構造は変わらないということか。
著者の専攻である社会人類学は西欧を中心に発達した学問で、その優れた理論を日本でも取り入れたわけであるが、ヨコの社会とされるヨーロッパとタテの社会であるとされる日本では、当然理論と現実の間に齟齬が生じる。著者が論じるのは、日本の社会構造をはかるのに最も適したモノサシは何かということ。そしてそのモノサシにより日本の社会構造を探求し、分析し、他の社会との比較を行う。つまりは、個々のもしくは集団での人間関係のあり方から社会の構造のあり方を捉えるということである。
タテ社会とはどんなところか。
これから社会に出てゆく若者に是非読んでもらいたい一書である。
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