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今日の一書 : 2017年8月28日(月)

『 サピエンス全史 : 文明の構造と人類の幸福 』

著者 : ユヴァル・ノア・ハラリ ; 柴田裕之訳

われわれ現生人類(サピエンス)はいかにして今あるような文明を築き、他の種を支配するまでに至ったのか。著者はその理由をサピエンスの虚構を生み出す能力、つまり想像力に求めている。他の動物は少数のごく親密な個体同士での協力は行うが、国家規模の集団を形成できるのはサピエンスだけだ。
本書は全史と銘打ってはいるが、生物学的・歴史的な事実を羅列していくにとどまらない。重要なテーマの一つに、進化論的な種の発展は、一人の人間にとって望ましいものと言えるのだろうかという点がある。突きつけられているのは過去の問題ではない。我々の様々な常識も、未来の新しい人類からは骨董品のように眺められるのかもしれない。
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