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今日の一書 : 2018年5月11日(金)

『 バッタを倒しにアフリカへ 』

著者 : 前野ウルド浩太郎

ポスドク(博士研究員・任期付き)という過酷な立場、それに追い討ちをかけるように単身サハラ砂漠へと乗り込んだ著者。もちろんバッタ研究のためだが、昆虫学者で食っていけるかどうかの瀬戸際、まさに死活問題を克服するための死闘を繰り広げることとなった…
昆虫学者を志したきっかけは、子どものときに読んだ『ファーブル昆虫記』。バッタ博士になったのは、外国で大発生したバッタに緑色の服を食べられた女性の話を知り、自分もバッタに食べられたいと思ったからだとか。
なかなか現れないバッタ、あっという間に壊れた飼育用ケージ、地雷を踏みそうになったりサソリに刺されたり…などなどまさに命を賭けた研究の成果やいかに?軽妙な語り口で一気に読ませる、昆虫(バッタ)エンターテインメントだ。
まれに見る高いコミュニケーション能力を武器に昆虫学者としての人生を切り開いた著者の力作。研究者魂の真髄を見た。
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