Mergent Online の便利な活用法

 

 中村 みゆき(経営学部助教授)

 

 5月より図書館オンライン資料として、“Mergent Online”が加わりました。

これは、Mergent社(前身は米国格付け会社Mody’s 社財務情報部)が提供する全世界38,000社以上の企業財務データベースであり、100年以上にわたり世界主要大学や研究機関で利用されているものです。提供される内容は、上場企業のアニュアルレポート、有価証券報告書などの個別企業情報、その他に株価関連情報、機関投資家情報、各国の政治・経済情報などの付加価値情報を含みます。企業の詳細な情報を収集することは、時間や労力などコストが掛かるものですが、本データベースによって世界の企業の直近のデータ収集とともに、各種データの加工や財務データの時系列比較なども簡単にできるようになっています。また、それぞれのデータはダウンロードやプリントができます。

 

 図書館のホームページに Mergent Onlineへの入り口を貼り付けてあります。キャンパスからであればどこからでもアクセス出来ますので、是非一度お試し下さい。利用方法は、以下の通りです。

 

1.     下記のアドレスから中央図書館のホームページに入ります。

  http://lib.soka.ac.jp/Library/

 

2.     左のメニュー画面から「電子資料」をクリックして下さい。

 

3.     企業情報データベースから“Mergent Online”を選択し、表示された画面左上方の『Enter Mergent Online』というボタンをクリックしますと、検索画面が現れます。

 

4.     画面上部のサーチボックス(Basic Search, Advanced Search, EDGAR Search)が3つあります。まずベーシック・サーチでは、国コード、産業コード、企業名、銘柄コード、財務データ、企業概要などの項目で探索できます。例えば、ここで企業名で探索すると、最初の探索ボックス“Company Details”には、当該企業のBusiness Summary(事業概要)をはじめとしてHighlights(財務データ)、History(社史)やExecutive(役員情報)などが探索できるようになっています。この他の探索ボックスは、“Company Financials”、“Create Reports”、“EDGAR”、“News”、“Research”があり、目的に合わせて情報を入手、加工できるようになっています。

 

5.     次のアドバンスド・サーチでは、売上や資産などの財務データや国、産業コードなど複数の条件を設定して探索する場合に便利です。またEDGARサーチでは、SEC(米証券取引委員会)が提供しているデータシステムであるEDGARファイルの探索が可能となっています。

 

6.     さらに“Create Reports”では、収集したい財務データなどのレポート、企業間や企業と産業などの比較レポートをワード、エクセル、PDFの形式で作成できます。この機能を使うことにより、簡単にデータ分析を行うことができます。

 

 以上、簡単に利用方法について触れましたが、基本的に探索したいデータがある場合は、それぞれのタブごとに情報が配置されていますからクリックするだけで良いですし、情報を保存する場合は、自動的にワード、エクセル、PDF、HTMLの形式に変換が可能になっています。使ってみて操作方法が不明な方は、マージェント社カスタマーサポートセンター(下記URL)にコンタクトしてみて下さい。

Mergent社(http://www.mergentjapan.com/