図書館をもっともっと使おう! -カナダ留学で思ったことー

 

韓 智姫(文学部社会学科4年)

 

最近、私は毎日図書館に行っている。図書館に行って何をしているかと言えば、新聞や雑誌などを読んだりインターネットを使ったりしているのである。

もちろん、色々な本も探して読んだりしている。このようなことは当然図書館でやれることであるが、今までは創価大学図書館の色々な施設を利用していなかったことに気がついたので、なるべく自分のために利用しようと頑張っているのである。

 

なぜ私がこのようになったかというと以前カナダへ留学していたことがあり、そこの図書館と比較した際に創価大学図書館がどれほど素晴らしいところであるかということを改めて実感したからである。

ここで、私がカナダで利用していたS大学の図書館について話しておきたい。

まず、図書館の開館時間は朝の7時半から夜の10時までで、試験中は夜12時まで開いていた。私も朝早くから、図書館に行っていたが、朝の7時半でも多くの学生たちが来て勉強していた。

 

そして、一番驚いたことは図書館テスト! 私は3年生の時、創価大学の図書館でバイトをしながら、新学期が始まったら、学生たちに図書館の案内をしていた。しかも、海外から来た留学生のため、英語、中国語、韓国語などで説明したことは今でも頭に残っている。しかし、カナダのS大学では、このような図書館の利用法についての試験を受けるのが義務であった。私は、経営学部の授業を履修していたが、最初の授業の時にその試験を受けた。その試験は、問題集があって、それは自分で学校のホームページ上の説明をしっかり読み、そして、実際利用してみないと解けない問題集であった。

しかも、もっと驚いたのは、一人一人の問題集の内容が違っており、カンニングなどが行えないようになっていることである。また、この試験結果は成績に反映されるのである。

 

次は、罰則について話してみる。創価大学の図書館は延滞に関してそれほど厳しい罰則はないが、S大学では本の延滞は一日で2ドルの罰金を払わなければならないのである。だから、返却の日などに気をつけないと大変なことになる。

今度は机! 机は創価大学図書館より、S大の方が少し大きかった。カナダの人々は背も高いからかもしれないが、ついたてもあって立派な机だった。

そして、図書館だけではなく教室と教室の間や、廊下にもこの図書館の机が置いてあり、休み時間の間に少しでも勉強できるようにしてあった。やはり、西洋の大学というのはアジアの大学とシステム自体が違うからかもしれないが、学生たちは常に勉強していて、そのために学校内の施設も作られているような気がした。

 

次に蔵書に関してだが、S大は創価大学図書館に比べ、雑誌の量が少なく、また、書籍も創価大学図書館の半分程度しかおいていなかった。

 

最後に図書館内の勉強環境についてであるが、S大では館内での飲食が自由であったのである。それで初めは私もコーヒーを飲みながら勉強したが、だんだん周りがうるさくなったり、色々な匂いがしてきたりしていた。前はなぜ創価大学図書館は飲食ができないのかと不満に思っていた私であったが、今では創価大学図書館での静かな環境の中で勉強し本を読むことが当たり前として感じるようになっている。実際、蔵書の保存を考えた上でも飲食は禁止した方が良いし静かな環境で勉強すれば、効率も上がると考える。

 

以上、カナダのS大図書館と創価大学図書館との違いを述べてきたが、改めて創価大学図書館の様々な充実した施設・機能を再発見させられた。

カナダから帰国した私は、とにかく大学図書館を利用しようと頑張っている。創価大学の図書館は電子資料も充実していて、本だけではなく私のように日本の情報についてあまり知らない留学生にとって生活上の情報も手に入れることができるので、本当に便利である。さらに、私も今まで知らなかったのであるが、図書館では携帯電話WEBサービスを行っており、どこにいても携帯電話からの蔵書検索等が可能になっている。

私は創価大学の学生みんなが知的好奇心をより満足させ、知識の蓄積をはかるためにも、ぜひ創価大学図書館を活用し楽しく勉強してほしいと思っている。

みんなで頑張って勉強しましょう!!