Soka Book Waveと「連帯」
学生自治会 藤本 麻衣子
本年4月から始まったSoka
Book Wave が、先月の創大祭・前夜祭の表彰式をもって、遂にフィナーレを迎えました。約半年間という短い期間での運動でしたが、1806名もの熱き学生の皆さんの参加を頂き、心から感謝の思いでいっぱいです。本当に、本当にありがとうございました。
今回のSoka
Book Waveは、創価大学初の試みである「全学読書運動」の1年目としてスタート。学生自治会・学友会・男子寮・女子寮・短大学生会の代表10名と図書館の職員の方々の協力のもと、様々な試行錯誤を繰り返す中での立ち上げとなりました。昨年度に行われた、図書館主催による「読書マラソン」、学友会主催の「読書杯」、男子寮主催の「読書カップ」など、学内で様々な形で行われていた読書運動を一体どのような形で一つにまとめるのか、どうしたらそれぞれの運動の個性や長所を残せるのか、今の創価大学に一番あった読書運動とは何なのかと皆で悩み、熱く議論する中で、土台から一つひとつ真剣に作り上げていきました。
「感動フレーズ部門」では、御協力を頂いた教員の方とともに、学生の代表として審査にも携わらせて頂きましたが、たくさんの応募作品を読ませて頂く中で、創大生の感性の素晴らしさ、読書への意識の高さに驚かされるとともに、私自身も大変に触発を受け、読書への更なる挑戦を決意させて頂きました。創大祭・前夜祭の表彰式で受賞した「チーム対抗部門」1位のマスコミ研究会さん、2位のロック研究会さんの活躍はもちろんのこと、3位の友光寮さんを始めとする男子寮の皆さんの活躍がとても印象的でした。特に、前期に行われたサンスポに向けての「読書カップ」では、創大生の先駆を切り、圧倒的な勢いを誇る読書運動を繰り広げてくださいました。また、女子寮においては、リーディング・タイムの取り組み、学生自治会では、7・8月に各部・各学部執行委員会対抗の読書運動を開催する等、学内の各組織においてもそれぞれが工夫の光る挑戦を行うことが出来ました。
私がこのSoka
Book Waveの立ち上げに携わらせて頂いて、改めて感じたことは、私たち創大生の「連帯」の大切さです。創立者に日々激励し続けて頂いている私たち一人ひとりが、学問に、読書にと励み、挑戦し抜くことは私たちの使命であると思います。そして、その意識を更に高める鍵は、志を同じくする同志と団結することだと思います。クラブの友人、寮の友人、クラスの友人、隣にいる友人とともに文学の語らいをし、また、時にはお互いが切磋琢磨して読書に励み合うような光景が、この創大のキャンパスに広がりゆくことを誰より創立者が見守ってくださっているように思います。
初めて全学に起こすことの出来たこの読書の波は、これから益々大きな波へと成長し、創価大学の新たな特色として発展し続けてゆくことを確信しています。そして、大切な妹・弟である素晴らしき後輩たち一人ひとりが、自分自身の行動で、新たな創大建設の1ページを刻み続けていってくださることを念願しています。
最後に、1年間ともに歩んできた学生委員のメンバー、そして、お世話になった図書館の職員の皆様方に心から感謝申し上げます。