Soka Book Waveと私
神山 明日香(短大現代ビジネス学科2年)
私がSoka Reading Projectに応募した理由は、本が好きだからという単純なものでした。Soka
Book Wave がどのようなものなのかということも知らずに、軽い気持ちで参加した第1回のミーティング。そこではじめてSoka Book Wave の意義や目的を知り、ただ本が好きだというだけでは意味がないということに気づいたのです。さらにミーティングを重ねていく中で、自分が知っている読書の楽しさ、素晴らしさを多くの人に伝えたい、感じてもらいたいと思うようになりました。そして、趣味で満足していた今までの自分を変えていくと心に決め、Soka
Book Waveの準備にあたってきました。
「読書とは、冒険である」これは私が読書に対して常々感じていることです。
読書が苦手な人にとってみれば、図書館は出口の見えないジャングルのように思うかもしれません。しかし、そこに、たくさんの宝物が眠っているのです。
私は昔、読書が大嫌いでした。「読まなくてもいいから挿絵だけでも見なさい。」と母に厳しく言われ、渋々本を手にとっては眺めていたことを覚えています。これが私のはじめての読書でした。
私は、Soka Book Wave が読書をはじめるきっかけになってほしいと思っています。私のように嫌々でも、まず本を手にして、ひとりでも多くの人が「本が好きになった!読書が楽しくなった!」と思ってもらえるような演出や仕掛けをSoka
Reading Project のみなさんとしていきたいと思います。私自身も、Soka Book Wave に携わっていく中で、読書について改めて考えることができました。自分だけの殻に閉じこもった読書から、対話をしていく読書、外へ発信していく読書に変えられたことは何よりの財産です。
Soka Book Wave は、まだ始まったばかりです。これから1年間、自分が先頭に立って波を起こすという思いで、活動していきたいと思います。