学生読書アンケートを終えて
学生自治会学生図書委員会
学生自治会図書委員会では本年4月12日から26日の間、新入生の読書啓発のため、読
書アンケートを実施しました。後輩に薦めたい本のランキングを調べ、新入生の読書意欲啓
発のため、図書館にも掲示しました。(1位 レ・ミゼラブル 2位 上杉鷹山 3位三国志)
*一部紹介
今回のアンケートでは創大生の読書量の調査もおこないました。その結果、月に3~4冊
読んでいるとの回答が一番多く、その次に多かったのが月に1~2冊、月に10冊以上読んで
いるという人はほとんどいませんでした。また、本を読めない理由は、時間がないからとい
うものが多くありました。しかし、大学の勉強は、本を読むことを前提として行われるのが
普通です。それから考えると、時間がないから読めないというのは、ある意味、大学生でい
ることの放棄になってしまいます。
創立者は、『青春対話』の中で「“暇がない”という人は、大てい“心に暇がない”のです。
読む気があれば、十分、二十分の時間がつくれないわけがない」といわれています。
創立者は青年時代、恩師である戸田城聖先生に「昨日は何を読んだか?」「今、何を学んで
いるか」と、毎朝、聞かれていました。また、創立者の『若き日の日記』では、ほぼ毎日、
読書をしている記録が残されています。そうした読書生活があったからこそ、創立者は、世
界の第一級の智者と対等に対談を繰り広げ、世界を平和へと導いていく智慧を生み出してい
くことができるのではないでしょうか。
また、ナポレオンも大変な読書家で、移動する馬車の中に、書棚までつくり、常に読書を
し、前進のエネルギーにしていきました。
創立者は、2004年1月22日に中央図書館を訪れられ、居合わせて学生10数名にい
くつもの箴言を贈られました。その内の下記の5つが、図書館の永遠の指針となりました。
一.読書は 黄金の輝き
一.読書は 勝利者の源泉
一.読書は 幸福の伴侶なり
一.読書は 偉人への道
一.良書を読め 悪書を叩け それが正義の人なり
私たちは、指針を読み合うことにより、改めて読書の大切さを実感いたしました。大学生
の読書量は、学問への情熱と意欲のバロメータです。図書委員会として、これからも、青年
時代での読書こそ、人格の深化と人間形成への最良の糧になるとの信念のもと、更なる創大
生の読書啓発をおこなっていきます。