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創価学会員として、新約聖書は異宗教の経典ということもあり、毛嫌いしていたところがありましたが、「教えを布教するのなら、まず自分自身が他宗教に触れ、影響されてみるべきだ」とのアドバイスを受けて一念発起し読んでみました。法華経なみに難しく大変でしたが、日蓮文書や法華経と似た内容が多かったのが興味深かったです。特に、教えを理解するよりも信じる方が先であるという教えなど、創価学会固有の教えだと思っていた内容と共通する教えが新約聖書にもでてきたことで、創価学会への見方が変わりました。
今や世界で一番信者が多いキリスト教。その法典である聖書は人類初の印刷物であるということに興味を持ちこの本を読んでみた。 聖書には多くのミステリーが含まれており、ただ聖書を読むだけでは解決できないものが多数ある。世界創造の謎、3つの福音書の謎、イエス・キリストの謎はただ読むだけでは読み解くことができず、書かれてあるそれぞれの内容を一つひとつ比較しなければ答えを得ることができない。 この本を読んだ上で聖書を読めば、内容を理解することができ、数多くあるミステリーも気軽に読み解くことができると思った。
キリスト教の考え方からすると人類の起源は神ヤハウェが造ったアダムが最初で、その後、アダムの肋骨からイブを造り女ができたとされる。そして禁断の実をイブが食べてしまい、これが人類の原罪であると考えられている。 私はこの書を読み、この頃から男尊女卑の考えが存在していたのではないかと思った。結局女性は男性がいないと生まれてくることができなかったということだろう。さらに「人類の原罪が女性である」という考え方にも納得がいかない。 しかし現在、このような男尊女卑の考え方は職場や家庭内に存在している。非常に遺憾なことである。これからこのような考えを解消していくことが行政や企業の課題であると私は考える。
私は今夏デンマークへ海外研修に行った。その際、リーベの教会を観光したが、聖書の内容などほとんど知らなかったので、教会内の装飾などに、どのような意味があるのかといったことが分からなかった。宗教は国の文化や歴史に深く影響していると改めて感じた。自分の無知さに悔しさを覚え、必ず日本に帰ったら学ぼうと決意した。しかし、聖書の世界は深く難解である。そこで手に取ったのがこの本である。 旧約聖書の中の有名な物語が、ある時はミュージカル調に、またある時はコメディタッチで描かれていてわかりやすい。難しい本が苦手な人でも挑戦できる一冊だ。 教養書としても親しみやすいので是非とも多くの人に読んでもらいたい。
阿刀田さんは本当に面白い人だと思いました。難しい旧約聖書を自分のエピソードを交えながら、おやじギャグたっぷりに解説してくれます。読んでいて思わず笑いがこぼれる本です。旧約聖書のことも学べるし、勉強にもなります。ユダヤ人の生き方そのものであるユダヤ教、そして、ヨーロッパやアメリカ人のバックボーンといえるキリスト教の聖書を学ぶことは、世界の情勢を理解するうえでも、異文化理解という意味でも、とても大切なことだと思いました。
異文化を知るということは大切なことだ。難解な旧約聖書の要旨が一冊でまとまっていることに驚く。西洋文化、文学でも芸術でもその基礎にある、キリスト教の礎を無視していては深い理解など得る事はできない。視野が広がる一書だった。
創世記は神が天と地を創造することから始まる。読み進めていくうちに、日本の神話や考え方とはだいぶ違うことに気づく。神は絶対的なもの、という事を表すかのように、アブラハムは自分の息子すらも、神に言われるまま供物として捧げようとする。場面では、様々な事を考えさせられた。
一般的に、キリスト教的常識から言えば、聖書は信じるものであり、理解すべきものではない。と言われるが、その理解をしようと試みた書。ほとんどの小説の中に出てくる「キリスト」又、現代における信仰のあり方を考えさせられました。
一度でいいから旧約聖書をひととおり読みたいと思っていました。 旧約聖書のままだとわかりにくい部分がユーモアを交えた表現で描かれ、すごく分かりやすかったです。ユダヤ教がキリスト教と違ってあまり世界に広がらなかった理由、パレスチナ問題理由が読んでいて見えました。