選書方針
創価大学附属図書館選書方針
(趣旨)
第1条 創価大学附属図書館図書管理規程(以下「管理規程」という。)第7条第2項に基づき、図書を選書するために当館の選書方針(以下「方針」という。)を定める。
(選書理念)
第2条 創価大学(以下「本学」という。)は、創立者池田大作先生が示された建学の精神(「人間教育の最高学府たれ」、「新しき大文化建設の揺籃たれ」、「人類の平和を守るフォートレスたれ」)を基に設立された。創価大学附属図書館(以下「当館」という。)は、学生並びに教職員が建学の精神を社会に具現化する上で、精神を高め、教養を深め、知識を修得するために必要とする図書を選書する。
(目的)
第3条 当館は、選書理念に基づき下記目的のために図書を選書する。
(1) 利用者サービスの内、必要度が最も高い要素であるため、適切な図書を選書する。
(2) 本学が目指す学習・教育・研究の目的を所蔵図書の中に具現化するよう、適切な図書を選書する。
(3) 当館に対する社会的評価基準の重要な要素であるため、適切な図書を選書する。
(4) 社会的な使命を果たすため、知的文化財としての学術図書を選書する。
(選書方針等の決定)
第4条 方針の審議、全館的な選書計画の策定、選定基準の改定、蔵書評価等、選書に関する事柄については、図書館運営委員会(以下「委員会」という。)において審議し、決定するものとする。
(選書担当者)
第5条 図書を選書できる者(以下「選書担当者」という。)は、下記の通りとする。ただし、図書館利用規程第16条及び第25条に抵触する者は、選書をすることができない。
(1) 本学の専任及び非常勤教員(以下「教員」という。)
(2) 本学の専任及び嘱託職員(以下「職員」という。)
(3) 本学の学部学生、大学院生、通教生、別科生、研究生及び科目等履修生(以下「学生」という。)
(4) その他館長が必要と認めた者
(選書手続き)
第6条 選書手続きは、下記の手順とする。
(1) 選書担当者が、選書をする。
(2) 図書館員は、選書図書について方針に基づいているかどうかの判断及び入手調査を行う。
(3) 館長は、選書図書を発注するかどうかの方針を決定をする。ただし、館長はこの権限を図書館事務長に委任することができる。
(4) 委員会で発注した図書の承認を得る。
2 前項各号で発注を見送った図書については、選書担当者に当該理由を付して通知する。
(選書図書の種類)
第7条 選書担当者が選書する図書の種類は、下記の通りとする。
(1) 教員:主に教育・研究用図書(以下「教育研究用図書」という。)を選書する。なお、教員が選書した図書を教員推薦図書という。
(2) 職員:主に教育研究用図書及び教養・学習用図書(以下「教養学習用図書」という。)を選書する。
(3) 学生:主に教養学習用図書及び読書用図書(以下「読書用図書」という。)を選書する。なお、学生が選書した図書を学生希望図書という。
2 教養学習用図書及び読書用図書を学生用図書という。
(選書図書の制限)
第8条 選書担当者が選書できる図書は、下記のものとする。
(1)教職員:全ての図書を選書できる。
(2)学生:原則として、普通図書に限定する。
2 前項第1号に規定した図書であっても1点20万円以上のものは、委員会に所定の書類を提出し、承認を得なければならない。
3 第1項各号のものであっても、逐次刊行物の継続契約又はバックナンバー発注を前提とした選書は、2年に一度とする。
(選書限度額)
第9条 選書担当者が学事年度内に選書できる金額は、下記の通りとする。ただし、図書館員についてはこの限りではない。
(1) 教職員:一人につき20万円
(2) 大学院学生:一人につき10万円
(3) 大学院学生を除く在籍学生:一人につき5万円
(選書方法)
第10条 図書の選書方法は、下記各号のいずれかによるものとする。
(1) 当館蔵書検索画面を介して、オンライン申請で選書する方法
(2) 図書館が契約したインターネットのサイトを介し、選書する方法
(3) 電子メールに必要事項を記入し、選書する方法
(4) 図書推薦カードに必要事項を記入し、選書する方法
(5) 書店、出版社のカタログ等にチェックをし、選書する方法
(6) 書評・宣伝等を掲載した出版物にチェックをし、選書する方法
(7) 書店や取次業者が現物を持ち込み、選書する方法
(8) その他図書の書誌事項が確定できる書式により選書する方法
2 大学院学生及び学生の選書方法は、原則として第1項第1号のオンライン申請で行うものとする。
(選書基本基準)
第11条 本学の教育・研究・学習活動の維持、発展に資するための図書選書基本基準(以下「基本基準」という。)は、下記の通りとする。
(1) 利用者の図書要求を基本とし、読書・学習・教育・研究に資するための図書を選書する。
(2) 購入する図書は、本学の最大構成員である学生のための教養学習用図書を優先する。
(3) 基本的・標準的な図書に関して、特に遺漏がないように努める。
(4) 長期的展望に立って、広く体系的に選書する。とりわけ学部・学科構成、学問研究の動向に留意しつつ、適正な蔵書構成の実現を図る。
(5) 著者の思想的・宗教的・政治的立場にとらわれることなく選書する。ただし、ある図書を選書することによって、図書館はその図書が取る立場を支持することを意味しない。
(6) 選択者の個人的な関心や好みに左右されることなく選書する。
(7) 選書方針に従い、計画性や情勢の変化に十分対応できる柔軟性を保持し、常に図書の構成や利用動向を分析するなど、適切な選書を図る。
(8) 対立的学説、多様な見解の存在するテーマに関しては、それぞれの見解に立つ図書を幅広く選書する。
(9) 図書の選書は、原則1部1冊とする。
(10) 選書図書は、適切な記録媒体とする。
(11) 選書方針の改訂は、委員会に諮らなければならない。
(非選書図書)
第12条 下記各号にあたる図書は、選書しないことを原則とする。
(1) 極端に特殊な分野に細分化されるもの
(2) 利用者が著しく限定されるもの
(3) 一時的、局地的性格の問題を扱ったもの
(4) 学内他機関に系統的・網羅的に選書・所蔵されているもの
(5) 著しく高額なもの
(6) 実用的、娯楽的性格の強いもの
(7) 図書としてよりも美術品、文化財としての性格の強いもの
(8) 大学図書館の利用者のレベルに及ばないもの
(9) その他、選書理念に反するもの
(教育研究用図書の選書)
第13条 教育研究用図書は、下記の点に留意して選書する。
(1) 研究の図書となる図書と研究の成果を含む図書を、一方に偏らないように選書する。
(2) 本学の研究者不在の領域・学際的領域・新興分野に関しては、基本図書の選書に努める。
(3) 通常の流通経路では入手できない図書の選書に留意し、新しい経路の開拓に努める。
(教養学習用図書の選書)
第14条 教養学習用図書は、下記の点に留意して選書する。
(1) カリキュラムに十分配慮して、学生の学習活動を支援するための図書を選書する。
(2) カリキュラムを離れて、広く学生の教養に資する図書の選書に努める。
(3) 積極的に蔵書を更新し、学生にとって魅力ある状態を保つようにする。
(読書用図書の選書)
第15条 読書用図書は、下記の点に留意して選書する。
(1) 学生の読解力・判断力等を養うために適した図書を選書する。
(2) 学生の情操を養うために適した図書を選書する。
(類型別選書基準)
第16条 類型別選書基準は、下記の観点で定めるものとする。
(1) 用途別選書基準:研究・教育・学習等の用途ごとの選書基準を定める。
(2) 資料別選書基準:形態や内容に応じた資料別の選書基準を定める。
(3) 主題別選書基準:図書の主題ごとの選書基準を定める。
2 選書の程度は、「網羅的に選書する」、「重点的に選書する」、「積極的に選書する」、「選択的に選書する」、「厳選して選書する」、「選書しない」の語で統一する。
(用途別選書基準)
第17条 研究・調査、教育・学習、教養・趣味といった用途ごとの選書基準は、別表1の通りとする。
(資料別選書基準)
第18条 形態や内容に応じた資料別の図書の選書基準は、別表2の通りとする。
(主題別選書基準)
第19条 主に図書・逐次刊行物の主題ごとの選書基準は、別表3の通りとする。なお、主題の番号・表記・順序はNDC第8版に準ずる。
(改廃)
第20条 この方針の改廃は、図書館運営委員会の議を経て、図書館長が行う。
附 則
この方針は、平成22年12月4日から施行する。
(趣旨)
第1条 創価大学附属図書館図書管理規程(以下「管理規程」という。)第7条第2項に基づき、図書を選書するために当館の選書方針(以下「方針」という。)を定める。
(選書理念)
第2条 創価大学(以下「本学」という。)は、創立者池田大作先生が示された建学の精神(「人間教育の最高学府たれ」、「新しき大文化建設の揺籃たれ」、「人類の平和を守るフォートレスたれ」)を基に設立された。創価大学附属図書館(以下「当館」という。)は、学生並びに教職員が建学の精神を社会に具現化する上で、精神を高め、教養を深め、知識を修得するために必要とする図書を選書する。
(目的)
第3条 当館は、選書理念に基づき下記目的のために図書を選書する。
(1) 利用者サービスの内、必要度が最も高い要素であるため、適切な図書を選書する。
(2) 本学が目指す学習・教育・研究の目的を所蔵図書の中に具現化するよう、適切な図書を選書する。
(3) 当館に対する社会的評価基準の重要な要素であるため、適切な図書を選書する。
(4) 社会的な使命を果たすため、知的文化財としての学術図書を選書する。
(選書方針等の決定)
第4条 方針の審議、全館的な選書計画の策定、選定基準の改定、蔵書評価等、選書に関する事柄については、図書館運営委員会(以下「委員会」という。)において審議し、決定するものとする。
(選書担当者)
第5条 図書を選書できる者(以下「選書担当者」という。)は、下記の通りとする。ただし、図書館利用規程第16条及び第25条に抵触する者は、選書をすることができない。
(1) 本学の専任及び非常勤教員(以下「教員」という。)
(2) 本学の専任及び嘱託職員(以下「職員」という。)
(3) 本学の学部学生、大学院生、通教生、別科生、研究生及び科目等履修生(以下「学生」という。)
(4) その他館長が必要と認めた者
(選書手続き)
第6条 選書手続きは、下記の手順とする。
(1) 選書担当者が、選書をする。
(2) 図書館員は、選書図書について方針に基づいているかどうかの判断及び入手調査を行う。
(3) 館長は、選書図書を発注するかどうかの方針を決定をする。ただし、館長はこの権限を図書館事務長に委任することができる。
(4) 委員会で発注した図書の承認を得る。
2 前項各号で発注を見送った図書については、選書担当者に当該理由を付して通知する。
(選書図書の種類)
第7条 選書担当者が選書する図書の種類は、下記の通りとする。
(1) 教員:主に教育・研究用図書(以下「教育研究用図書」という。)を選書する。なお、教員が選書した図書を教員推薦図書という。
(2) 職員:主に教育研究用図書及び教養・学習用図書(以下「教養学習用図書」という。)を選書する。
(3) 学生:主に教養学習用図書及び読書用図書(以下「読書用図書」という。)を選書する。なお、学生が選書した図書を学生希望図書という。
2 教養学習用図書及び読書用図書を学生用図書という。
(選書図書の制限)
第8条 選書担当者が選書できる図書は、下記のものとする。
(1)教職員:全ての図書を選書できる。
(2)学生:原則として、普通図書に限定する。
2 前項第1号に規定した図書であっても1点20万円以上のものは、委員会に所定の書類を提出し、承認を得なければならない。
3 第1項各号のものであっても、逐次刊行物の継続契約又はバックナンバー発注を前提とした選書は、2年に一度とする。
(選書限度額)
第9条 選書担当者が学事年度内に選書できる金額は、下記の通りとする。ただし、図書館員についてはこの限りではない。
(1) 教職員:一人につき20万円
(2) 大学院学生:一人につき10万円
(3) 大学院学生を除く在籍学生:一人につき5万円
(選書方法)
第10条 図書の選書方法は、下記各号のいずれかによるものとする。
(1) 当館蔵書検索画面を介して、オンライン申請で選書する方法
(2) 図書館が契約したインターネットのサイトを介し、選書する方法
(3) 電子メールに必要事項を記入し、選書する方法
(4) 図書推薦カードに必要事項を記入し、選書する方法
(5) 書店、出版社のカタログ等にチェックをし、選書する方法
(6) 書評・宣伝等を掲載した出版物にチェックをし、選書する方法
(7) 書店や取次業者が現物を持ち込み、選書する方法
(8) その他図書の書誌事項が確定できる書式により選書する方法
2 大学院学生及び学生の選書方法は、原則として第1項第1号のオンライン申請で行うものとする。
(選書基本基準)
第11条 本学の教育・研究・学習活動の維持、発展に資するための図書選書基本基準(以下「基本基準」という。)は、下記の通りとする。
(1) 利用者の図書要求を基本とし、読書・学習・教育・研究に資するための図書を選書する。
(2) 購入する図書は、本学の最大構成員である学生のための教養学習用図書を優先する。
(3) 基本的・標準的な図書に関して、特に遺漏がないように努める。
(4) 長期的展望に立って、広く体系的に選書する。とりわけ学部・学科構成、学問研究の動向に留意しつつ、適正な蔵書構成の実現を図る。
(5) 著者の思想的・宗教的・政治的立場にとらわれることなく選書する。ただし、ある図書を選書することによって、図書館はその図書が取る立場を支持することを意味しない。
(6) 選択者の個人的な関心や好みに左右されることなく選書する。
(7) 選書方針に従い、計画性や情勢の変化に十分対応できる柔軟性を保持し、常に図書の構成や利用動向を分析するなど、適切な選書を図る。
(8) 対立的学説、多様な見解の存在するテーマに関しては、それぞれの見解に立つ図書を幅広く選書する。
(9) 図書の選書は、原則1部1冊とする。
(10) 選書図書は、適切な記録媒体とする。
(11) 選書方針の改訂は、委員会に諮らなければならない。
(非選書図書)
第12条 下記各号にあたる図書は、選書しないことを原則とする。
(1) 極端に特殊な分野に細分化されるもの
(2) 利用者が著しく限定されるもの
(3) 一時的、局地的性格の問題を扱ったもの
(4) 学内他機関に系統的・網羅的に選書・所蔵されているもの
(5) 著しく高額なもの
(6) 実用的、娯楽的性格の強いもの
(7) 図書としてよりも美術品、文化財としての性格の強いもの
(8) 大学図書館の利用者のレベルに及ばないもの
(9) その他、選書理念に反するもの
(教育研究用図書の選書)
第13条 教育研究用図書は、下記の点に留意して選書する。
(1) 研究の図書となる図書と研究の成果を含む図書を、一方に偏らないように選書する。
(2) 本学の研究者不在の領域・学際的領域・新興分野に関しては、基本図書の選書に努める。
(3) 通常の流通経路では入手できない図書の選書に留意し、新しい経路の開拓に努める。
(教養学習用図書の選書)
第14条 教養学習用図書は、下記の点に留意して選書する。
(1) カリキュラムに十分配慮して、学生の学習活動を支援するための図書を選書する。
(2) カリキュラムを離れて、広く学生の教養に資する図書の選書に努める。
(3) 積極的に蔵書を更新し、学生にとって魅力ある状態を保つようにする。
(読書用図書の選書)
第15条 読書用図書は、下記の点に留意して選書する。
(1) 学生の読解力・判断力等を養うために適した図書を選書する。
(2) 学生の情操を養うために適した図書を選書する。
(類型別選書基準)
第16条 類型別選書基準は、下記の観点で定めるものとする。
(1) 用途別選書基準:研究・教育・学習等の用途ごとの選書基準を定める。
(2) 資料別選書基準:形態や内容に応じた資料別の選書基準を定める。
(3) 主題別選書基準:図書の主題ごとの選書基準を定める。
2 選書の程度は、「網羅的に選書する」、「重点的に選書する」、「積極的に選書する」、「選択的に選書する」、「厳選して選書する」、「選書しない」の語で統一する。
(用途別選書基準)
第17条 研究・調査、教育・学習、教養・趣味といった用途ごとの選書基準は、別表1の通りとする。
(資料別選書基準)
第18条 形態や内容に応じた資料別の図書の選書基準は、別表2の通りとする。
(主題別選書基準)
第19条 主に図書・逐次刊行物の主題ごとの選書基準は、別表3の通りとする。なお、主題の番号・表記・順序はNDC第8版に準ずる。
(改廃)
第20条 この方針の改廃は、図書館運営委員会の議を経て、図書館長が行う。
附 則
この方針は、平成22年12月4日から施行する。
(別表1)用途別選書基準
用途 | 形態 | 例示 | 選書基準 |
---|---|---|---|
研究・調査用 | 一般図書 | 学術書・専門書 | 本学設置学部に関する図書は重点的、それ以外は選択的に選書する。 |
逐次刊行物 | 選書に当って、行動形態は電子ジャーナル導入を十分検討する。 | ||
基本的学術雑誌 | 本学設置学部に関する雑誌は重点的、それ以外は選択的に選書する。 | ||
基幹的学協会詩 | 本学設置学部に関する雑誌は重点的、それ以外は選択的に選書する。 | ||
各分野の一般雑誌 | 本学設置学部に関する雑誌は重点的、それ以外は選択的に選書する。 | ||
視聴覚資料 | 各分野 | 厳選して選書する。 | |
教育・学習用 | 一般図書 | 入門書・概論 | 本学設置学部に関する図書は積極的、それ以外は選択的に選書する。 |
逐次刊行物 | 総合誌 | 積極的に選書する。 | |
一般誌 | 選択的に選書する。 | ||
視聴覚資料 | 教養 | 積極的に選書する。 | |
教養・趣味用 | 一般図書 | 一般教養 | 読書用図書は積極的、それ以外は選択的に選書する。 |
逐次刊行物 | 一般教養、趣味用 | 厳選して選書する。 | |
視聴覚資料 | 娯楽映画、音楽、CD | 厳選して選書する。 |
(別表2) 資料別選書基準
類型 | 選書基準 | |
---|---|---|
参考図書 | 網羅的に選書する。常に新版・改訂版等の更新に努める。 | |
法律資料 | 和 | 基本的な公刊の判例集・法令集・条約集及び補助資料を網羅的に選書する。なお、データベースとの関連性を十分留意する。 |
洋 | 主要各国等の判例集・法令集・条約集及び補助資料を積極的に選書する。 | |
統計資料 | 和 | 国・地方公共団体及び民間の主要な一時統計資料を積極的に選書する。 |
洋 | 国際機関の主要な一時統計資料を積極的に選書する。各国の一時統計資料については選択的に選書する。 | |
指定図書 | 各授業担当の教員から推薦された、授業科目を学習するための必読図書については、すべて選書する。 | |
各種試験 | 図書 | 多数が受験を志すと思われる就職試験・公務員試験・資格試験の案内書を選択的に選書する。ただし、試験問題集については選書しない。 |
入門書 | 知識のアウトラインをおさえるために必要な入門書を積極的に選書する。 | |
文庫・新書 | 読書・教養・学習のための文庫・新書については、積極的に選書する。 | |
洋書ペーパーバック | 国内書店でベストセラーを、積極的に選書する。 | |
児童図書 | 国内の絵本、童話等については、受賞作品を中心として選択的に選書する。 | |
本学教員著書 | 積極的に選書する。原則1冊とし、1冊は貸出用、もう1冊は禁帯出図書とする。 | |
本学修士論文 | 文化系研究科の修士論文は平成13年度以降、工学研究科の修士論文は平成17年度以降のものを網羅的に選書する。 | |
学内刊行物 | 網羅的に選書する。 | |
書評・受賞図書 | 積極的に選書する。ただし、一貫性を重視し、対象の書評誌氏及び受賞の種類を明確にする。 | |
古書 | 購入依頼があったものについて、一般図書で購入できない場合のみ、古書で選書する。 | |
稀覯書・豪華本 | 原則として選書しない。 | |
国際機関刊行物 | 国内国外にかかわらず、本学の設置学部・学科・選考にかかわる国際機関の刊行物は積極的に選書する。 | |
政府刊行物 | 和 | 積極的に選書する。 |
洋 | 厳選して選書する。 | |
地方自治体刊行物 | 選択的に選書する。 | |
民間研究機関刊行物 | 国内国外にかかわらず、本学設置学部・学科・選考にかかわる民間研究機関の刊行物については、積極的に選書する。 | |
叢書・全集・講座 | 網羅的又は継続的選書については、厳選する。 | |
視聴覚図書 | 学術・専門的なものは厳選的、一般教養的なものは積極的、娯楽的なものは選択的に選書する。ただし娯楽映画は原則として選書しない。 | |
新聞 | 和 | 紙媒体およびディジタル媒体での全国紙、主要業界紙については、選択的に選書する。なお、紙媒体の場合は保存期間を明確にする。 |
洋 | 紙媒体およびディジタル媒体での全国紙、主要業界誌については、選択的に選書する。なお、紙媒体の場合は保存期間を明確にする。 | |
ディジタル資料 | 図書形態がCD-ROMに限定されているもの、又は、外部データベースとの関係で、利用度、経済性等を考慮の上、選択的に導入する。 | |
外部データベース | 費用対効果の判断の上、選択的導入を図る。ただし、紙媒体とは異なり、契約解除により閲覧が不可能となる等の問題を考慮する。 |
(別表3)主題別選書基準
分類 | 内容 | [研究教育用図書] | [教養学習用図書] |
---|---|---|---|
0類 | 総記 | 叢書・全集 → 前条参照 | |
002 | 知識.学問一般 | 出版点数が少ないため、全体としては網羅的に選書する。 | |
選択的に選書する。 | 学生の学習意欲を高めるため、積極的に選書する。 | ||
007 | 情報科学 | a)情報リテラシー能力の向上を図るため、積極的に選書する。 | |
b)標準的なソルトウェアに関する基本的なものは積極的に選書するが、汎用性がない特定機種のマニュアル等は、原則として選書しない。 | |||
010 | 図書館 | 研究・教育・学習効果を高めるため、図書館への知識を習得するためのものを積極的に選書する。 | |
020 | 書誌学 | 図書館と密接な関連があるので積極的に選書する。学生の書物への関心を高めるため、積極的に選書する。 | |
021 | 著作権 | 法学の一分野であり、図書館活動と関連が深い主題でもあるので、積極的に選書する。 | |
023 | 出版 | 出版史、出版論理、検閲、流通などの主題を中心に、積極的に選書する。 | |
1類 | 哲学 | この分野は、人文・社会科学研究・学習の基盤であるため、積極的に選書する。 | |
100-130 | 哲学 | a)哲学については重点的・網羅的に選書する。 | |
b)西洋哲学・日本・東洋哲学にかかわらず全世界の哲学のものを積極的に選書する。 | |||
c)現代思想については、評価が定まったものなどを選択的に選書する。 | |||
140 | 心理学 | 積極的に選書する。ただし、心理療法に関するものなど、実務的なものは選択的に選書する。 | |
150 | 論理学 | 積極的に選書する。ただし、人生訓、処世訓に関するものなど、実務的なものは選択的に選書する。 | |
160-190 | 宗教 | a)世界宗教を学術的に扱ったものは、積極的に選書する。 | |
b)創価学会・SGIの刊行物は、積極的に選書する。 | |||
c)その他の宗教に関するものは、選択的に選書する。ただし、布教が目的のものは選書しない。 | |||
2類 | 歴史 | この部門も人文・社会科学の基盤を成すものであり、選書に当たって特別の配慮を払う。ただし、史料(文書、記録)については厳選して選書する。 | |
202 | 考古学 | a)学術的なものは積極的に選書する。 | 通俗的なものは、選書しない。 |
b)遺跡調査記録等は、選択的に選書する。 | |||
209 | 世界史・文化史 | 学術的なものは、積極的に選書する。 | 興味本位、通俗的なものは、選書しない。 |
210 | 日本史 | a)学術的なものは、積極的に選書する。 | 興味本位、通俗的なものは、選書しない。 |
b)公的な機関が編纂し刊行した都道府県史は、網羅的に選書する。市町村史については選択的に選書する。 | |||
220-270 | 各国史 | 学術的なものは、積極的に選書する。 | 興味本位、通俗的なものは、選書しない。 |
280 | 伝記 | 積極的に選書する。ただし、宣伝色の強いもの、仮構を交えたものは避ける。 | |
290 | 地理 | 地理学の理論・方法・歴史に関するものは、網羅的に選書する。 | |
290.9 | 旅行案内 | 研究図書として有用なものに限って選書する。 | 留学が盛んな現状を踏まえ、選択的に選書する。 |
3類 | 社会科学 | 最も利用者が多い分野なので、研究書、入門書、概説などの遺漏のないよう、積極的に選書する。 | |
304 | 社会評論 | 話題の図書の類も含めて、積極的に選書する。 | |
309 | 社会思想 | あらゆる立場の社会思想を積極的かつ公平に選書する。 | |
310 | 政治 | a)政党に関する図書:客観的、学術的なものを中心に厳選して選書する。各党の出版物は原則として選書しない。 | |
b)選挙に関する図書:統計や調査を中心に選書する。 | |||
c)議会図書:本会議の記事六、委員会の記録、審議会の記録など、国会の立法過程における図書を中心に選書する。 | |||
d)政治家の著作:理論的なものあるいは正確に事実を記録することに努めた回顧録、メモ、書簡集を中心に集める。宣伝色の強いものは避ける。 | |||
e)人権に関する図書:積極的に選書する。 | |||
f)平和学に関する図書:積極的に選書する。 | |||
320 | 法律 | 法改定に伴う改版が頻繁に行われる点に注意し、積極的に選書する。 | |
実務書や手続書は、研究・教育や学習に必要なものを、厳選して選書する。 | |||
法令集、判例集、条約集については、前条を参照のこと。 | 司法試験等資格試験に関するものは、厳選して選書する。 | ||
a)研究書、裁判記録を積極的に選書する。 | 入門書、概説書、注釈書、問題摘出・論点解説書 判例研究書・解説書、演習所を中心に、積極的に選書する。 |
||
b)法令類の成立過程に関する図書を選択的に選書する。 | |||
c)条例集、通達集を選択的に選書する。 | |||
330 | 経済 | a)積極的に選書する。 | |
投資・利殖関係の資料は、客観的で情報の信憑性が高いものを慎重に収集し、個人の体験談に基づく安易な金儲け法や特定の株を薦めるようなものは避ける。 | |||
335・336 | 経営 | a)経営哲学に関するものは、厳選して選書する。 | 就職活動に関するものは、厳選して選書する。 |
b)経営者の伝記、特定の企業体を扱った著書:データや事実にものづいたものを選書し、心情的、宣伝的な内容のものは避ける。 | |||
c)社史、:主要な企業のものを積極的に選書する。 | |||
340 | 財政 | 学術的なものを、積極的に選書する。 | |
350 | 統計 | 学術的なものを、積極的に選書する。なお、一時統計集は、前条を参照のこと。 | |
360 | 社会 | 学術的なものを、積極的に選書する。 | |
370 | 教育 | a)教育学に関するものは、積極的に選書する。 | |
b)初等・中等教育全般を扱ったものは、積極的に選書する。 | |||
c)授業技術に関するものは、厳選して選書する。 | |||
d)大学に関するものは、積極的に選書する。ただし、各大学氏については選択的に選書する。 | |||
380 | 民俗 | 理論的な著作と学術的な調査報告を、積極的に選書する。 | |
390 | 軍事 | 平和学に関連するものは積極的に選書する。それ以外は厳選して選書する。 | |
4類 | 自然科学 | a)数学に関しては、積極的に選書する。 | 一般教養レベルのものを積極的に選書する。 |
b)物理学、化学、天文学、地学、生物学に関しては、積極的に選書する。 | |||
c)医学、薬学に関しては、選択的に選書する。 | |||
5類 | 工学・技術 | a)建築学に関しては、歴史視点のものは積極的に選書する。 | 一般教養レベルのものを積極的に選書する。 |
b)電気、精密機械、工業化学に関しては、積極的に選書する。 | |||
c)土木に関しては、原則として選書しない。 | |||
d)現場で使用する実用書は、選書しない。 | |||
e)公害については、積極的に選書する。 | |||
6類 | 産業 | 3類の「芸財・経営・財政」、および5類の「工学・技術」の基準を適用する。 | |
7類 | 芸術 | a)文学部・教育学部関連で、基本的なものを積極的に選書する。 | |
700 | 芸術全般 | 芸術哲学や芸術史に関する図書を中心に選書する。 | |
710-750 | 彫刻.絵画.写真等 | 定評のある芸術家・写真家の作品集や評伝を積極的に選書する。新刊の個々の写真集については、原則として書評対象となったものを選書する。 | |
760-778 | 音楽・演劇・映画 | 選択的に選書する。 | 関心を持つ学生が多いため、積極的に選書する。 |
779 | 大衆演芸 | 史実や調査に基づく研究所を選択的に選書する。 | 厳選して選書する。 |
780 | スポーツ | 教育学部児童教育学科の関連で理論的なものを銃的に選書する。 | |
各種スポーツの一般図書は、原則として選書しない。 | |||
790 | 諸芸・娯楽 | 伝統的な諸芸(茶道)などのものを、厳選して選書する。 | |
8類 | 言語 | a)主要言語に関する理論書・概説書については積極的に選書する。なお、ワールドランゲージセンターとの重複を避ける。 | |
b)主要言語の語法・文法等については、基本的なものを選書する。 | |||
c)会話については、選択的に選書する。 | |||
9類 | 文学 | a)各国の文学の理論書・概説書については積極的に選書する。 | |
b)作品作法は、選書しない。 | 選択的に選書する。 | ||
c)世界文学史(902):全体としては網羅的に選書する。 | |||
d)世界分が前週(908):標準的なものや編纂方針に特色があるものを選書する。体制が異なりながら内容が同一なものを購入しないように注意する。 | |||
910 | 日本文学 | a)日本文学全体に関する研究及び文学史:全体としては網羅的に選書する。特に、講座類は必ず選書する。 | |
b)作家論、作品論:積極的に選書する。 | |||
c)作品については、以下の点を留意する。 | |||
ⅰ)昭和以前の代表的な作家、作品については、文学史年表などを参考に、選択的に選書する。 | |||
ⅱ)現在活動している作家ついては、文庫形式以外は、原則として書評誌・神谷賞の大賞作品に限定して選書する。 | |||
ⅲ)推理小説、大衆小説、時代小説については、文庫以外は選書しない。 | |||
920-990 | 外国文学 | 日本文学に準ずるが、各国文学の翻訳、研究書の出版が盛んであることに留意し、特定の言語の文学に偏らない様に選書する。 |