今日の一書 : 2020/9/4(Fri)
『 科学者キュリー 』
author : セアラ・ドライ:著 増田珠子:訳
女性として初の2つのノーベル賞を受賞したマリー・キュリー(ノーベル物理学賞・ノーベル化学賞)。 ポーランドで生まれ、最愛の母の死・外国による圧制・貧しい中での苦学・同志であり学友ともいえる夫の死、功績への嫉妬による迫害、それでも彼女は2人の娘を育てながら、苦しむ人々のため、科学研究を通して自身の最高峰を目指し、挑戦し抜いた。 ラジウム発見までの小さく古びた実験室、こここそ「最も素晴らしく、幸福な場所」と語り遺す姿に、人間の究極の勝利像があると、思えてならない。