2025年3月
本学教育学部4年生の書評が『週刊読書人』へ掲載されました!
SBW本学教育学部教育学科4年牧野香々百さんの『ふたりの距離の概算』(米澤穂信著)の書評の投稿が、2025年2月28日付の書評専門紙『週刊読書人』の「書評キャンパス・大学生がススメる本」に掲載されました。
牧野さんに応募のきっかけや執筆の感想を伺いました。
——掲載おめでとうございます!「書評キャンパス」へ挑戦した理由を教えてください。
昨年図書館で開催された「書評の書き方講座」に参加した際、読書感想文と書評は異なるものだと知りました。Soka Book Waveの読書感想文は自分の思いをひたすら書き綴ってきましたが、書評は客観的に言葉を綴る必要があります。書評を書くことを通して、より広い視点から 作品を解釈し、その魅力を人に伝えたいと思い、挑戦しました。
——『ふたりの距離の概算』に出会ったきっかけや、書評本に選んだ理由を教えてください。
私は米澤穂信さんの「古典部シリーズ」が好きで、順番に読んでいました。
『ふたりの距離の概算』は昨年読んだばかりで、記憶が新しかったことと、大学に入学し、人間関係が変化するとともに「距離感」をはかる難しさを感じていた際に出会い、印象的だったため、この本で書評を書くことにしました。
——執筆はいかがでしたか?
——原稿は、読書人・編集部の方に直接添削していただきましたね。いかがでしたか?
執筆中は特にあらすじをまとめるのに苦労しました。
本作品はシリーズの第5弾であり、私は登場人物たちの関係性やシリーズの設定がよく分かった状態で読んでいます。このシリーズを読んでいない人も作品を読みたいと思うようなあらすじの伝え方に頭を悩ませました。もう一度本を読み返し、作品の中でキーワードとなっているセリフなどをピックアップしたり、大まかな流れを書き出したりして執筆を進めました。執筆後はよりこの作品が好きになり、充実感を味わうことが出来ました。
本作品はシリーズの第5弾であり、私は登場人物たちの関係性やシリーズの設定がよく分かった状態で読んでいます。このシリーズを読んでいない人も作品を読みたいと思うようなあらすじの伝え方に頭を悩ませました。もう一度本を読み返し、作品の中でキーワードとなっているセリフなどをピックアップしたり、大まかな流れを書き出したりして執筆を進めました。執筆後はよりこの作品が好きになり、充実感を味わうことが出来ました。
私が書評でテーマとしたかった点や、伝えたいことを理解してくださいました。
初稿は一般的な内容で終わっていたため「最後にもうひとこと、作品について記して終わるのがよいのではないか」とアドバイスをいただきました。
自分の書いたことを汲み取っていただけたことがとても嬉しかったです。
初稿は一般的な内容で終わっていたため「最後にもうひとこと、作品について記して終わるのがよいのではないか」とアドバイスをいただきました。
自分の書いたことを汲み取っていただけたことがとても嬉しかったです。
——今後の抱負を教えてください。
卒業後、4月から社会人になりますが、在学中のように読書を楽しみ続けたいです!
※『書評キャンパス』について
株式会社読書人では、「週刊読書人」紙面上でのコラム『書評キャンパス』の執筆者を募集中です。
『書評キャンパス』とは現役大学生・大学院生が自ら選書・書評するコラムです。
提出後は、「週刊読書人」編集部が指導を行います。
「読書感想文の一歩先を目指したい!」
「書評のプロから本気の指導を受けたい!」
「自分の文章力を試したい!」
そういう方には、貴重な機会ですので、ぜひ挑戦してみましょう。
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