今日の一書 : 2012年4月13日(金)
『 歴史とは何か 』
著者 : E.H.カー 訳清水幾太郎
本書の中で著者は語っている。
『歴史とは現在と過去との対話である。現在に生きる私たちは、過去を主体的にとら えることなしに未来への展望をたてることはできない。複雑な諸要素がからみ合って動 いていく現代では、過去を見る新しい眼が切実に求められている。』と。
歴史的事実とは、法則とは、個人の役割は、など歴史における主要な問題について明 快に論じている。
縄文時代は1万年間、戦争がなかった時代とされている。歴史を学ぶことで現在の問 題を解くためのヒントがあるのかもしれない。