今日の一書 : 2012年5月28日(月)
『 世界で1000年 生きている言葉 』
著者 : 田中 章義
「言葉はわたしたち人間よりも遥かに長いきだ。 おじいさん・おばあさんからおとうさん・おかあさんへ。
おとうさん・おかあさんから、こどもたちへ。こどもたちから、孫たちへ。孫たちから、ひ孫たちへ。
使い継がれ、語り継がれていくうちに、
いつしか優しさや栄養素も凝縮されていく。体の外側の傷にはばんそうこうや包帯も使えるけれど、どこに原因があるのかわからないような痛みには、時として、
“長老の言葉たち”の滋味にあふれた叡智が効くのかもしれない」
との文章から始まる本書は何か人を惹きつけるものがあります。
又、「言葉も透明な植物ではないだろうかか・・言の葉のハーブティーを届けたい」との著者の思いがとても興味深い1冊である。