今日の一書

今日の一書 : 2012年4月19日(木)

『 伊能忠敬測量隊 』

著者 : 渡辺 一郎

 1800(寛政12)年から1816(文化13)年まで、足かけ17年をかけて全国を測量し、日本の歴史上はじめて国土の正確な姿を明らかにした伊藤忠敬をご存じだろう。 
 千葉県九十九里町に生まれた忠敬は、50歳を迎えた時、家業を長男に譲り、本格的な天文学の勉強をはじめる。
 本書では忠敬を、見上げる偉人としてではなく、好奇心旺盛で根気のいい、身近な努力の人として描いている。
 「地球の大きさを知りたい」、地図製作を理由に、幕府から蝦夷地渡航の許可を得る。4月19日は、伊能忠敬測量隊が蝦夷地への測量の旅をはじめた日である。      

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