今日の一書 : 2012年5月9日(水)
『 温暖化と自然災害 』
著者 : 日本地理学会災害対応委員会
干ばつや熱波、強風が関連したオーストラリアの森林火災、バングラディッシュのサイクロン災害、アメリカのハリケーンなど、近年は大規模自然災害による被害が大きい。
2008年3月、日本地理学会では「地球温暖化時代の災害を考えるー世界の6つの現場からー」と題してシンポジウムを行った。本書はその成果をまとめたものである。
災害の誘因の側からの分析にとどまらず、被害が大きくなった原因を、地域の脆弱性の増大にもあると指摘する。
グローバル化の進んだいま、私たちに求められているものは何であろうか。