今日の一書 : 2012年6月18日(月)
『 肉体の悪魔 』
著者 : レイモン・ラディゲ
本日はフランスで生まれた小説家で詩人のレイモン・ラディゲの誕生日です。
【著者紹介】
レイモン・ラディゲ(Raymond Radiguet, 1903年6月18日 - 1923年12月12日)は、フランスで生まれた小説家、詩人。
フランス文学史全体におけるラディゲの位置づけは、作家としての活動期間が短く、作品の本数も少ないせいもあってか決して高くはない。
しかし、日本におけるラディゲの評価は20代の三島由紀夫の短編に『ラディゲの死』がある。若き日の三島は、『ドルジェル伯の舞踏会』によって、自己同一化する程、多大な影響を与えた事は著名である。
【内容紹介】
第一次大戦下のフランス。パリの学校に通う15歳の「僕」は、ある日、19歳の美しい人妻マルトと出会う。二人は年齢の差を超えて愛し合い、マルトの新居でともに過ごすようになる。やがてマルトの妊娠が判明したことから、二人の愛は破滅に向かって進んでいく……。