今日の一書 : 2012年6月19日(火)
『 斜陽 』
著者 : 太宰治
本日は日本の小説家の太宰治の誕生日であり、遺体が発見された日です。
【著者紹介】
太宰治といえば四度の自殺未遂で有名である。遺体は太宰の誕生日である6月19日に発見された。 この日は彼が死の直前に書いた短編「桜桃」にちなみ、太宰と同郷で生前交流のあった今官一により桜桃忌と名付けられた。墓のある東京都三鷹市の禅林寺には多くの愛好家が訪れる日となっている。
【内容紹介】
最後の貴族である母。
私生児の母になり、古い道徳とたたかって生きようとするかず子。
麻薬中毒によって破滅する直治。
飲酒にふけるデカダン作家の上原。
4人の宿命的な生きざまが夕陽のような輝きを放つ太宰文学の集大成。
昭和二十二年、死ぬ前年のこの作品は、作者の名を決定的なものにした。