今日の一書

今日の一書 : 2012年11月9日(金)

『 想像するちから : チンパンジーが教えてくれた人間の心 』

著者 : 松沢哲郎

人間とは何か。それをずっと考えながら研究を続けてきた。人間の体が進化の産物であるのと同様にその心も進化の産物だ。人間に最も近い進化の隣人を深く知ることで、人間の心のどういう部分が特別なのかが照らしだされ、教育や親子関係や社会の進化的な期限が見えてくる。最後の章で著者は語る「人間の大きな特徴は想像するちからではないかー絶望するのも、希望をもつのも人間だから。人間とは想像するちからを駆使して希望を持てるのが人間だと思う。どんな過酷な状況の中でも希望を持てるのが人間」と。

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