今日の一書 : 2013年1月17日(木)
『 もういちど生まれる 』
著者 : 朝井リョウ
第148回芥川賞・直木賞が発表された。
芥川賞は、史上最年長となる75歳での受賞となった黒田夏子さんの『abさんご』。
芥川賞は、初の平成生まれの受賞者となった朝井リョウさんの『何者(なにもの)』と
安部龍太郎さんの『等伯(とうはく)(』日本経済新聞出版社) 。
朝井リョウ著の『もういちど生まれる』は、第147回直木賞候補。
彼氏がいるのに、親友に想いを寄せられている、汐梨。
平凡な日常と、特徴のない自分に飽き飽きしている、翔多。
絵を通して、壊れた家族に向き合おうとする美大生、新。
美人で器用な双子の姉にコンプレックスを抱く浪人生、梢。
才能の限界を感じつつも、バイトをしながらダンス専門学校に通う、遙。
性格も、立場もバラバラの5人の胸の内に広がる思い。
あせりと不安を力に変えた5人が踏み出す"最初の一歩"。