今日の一書 : 2013年4月10日(水)
『 海賊とよばれた男 』
著者 : 百田尚樹
全国の書店員が「最も売りたい本」を投票で選ぶ
「2013年本屋大賞」
「ならん、ひとりの馘首もならん!」
異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造は、戦争でなにもかもを失い残ったのは借金のみ。そのうえ大手石油会社から排斥され売る油もない。しかし国岡商店は社員ひとりたりとも解雇せず、旧海軍の残油浚いなどで糊口をしのぎながら、逞しく再生していく。
20世紀の産業を興し、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とは—
日本人が自信を失っている中、『生きるすばらしさを伝えたい』と使命感に駆られて書いた小説です。