今日の一書 : 2013年5月7日(火)
『 日本文化のゆくえ 』
著者 : 河合隼雄
臨床心理学の第一人者、故河合隼雄氏の名を冠した「物語賞・学芸賞」が、このほど創設された。
分析心理学を日本に紹介して以来、ユング派心理学の第一人者。また、箱庭療法を日本へ初めて導入し、普及させたことでも知られる。
本書は、20世紀が幕を閉じようとしている中で、未来に向けていくつもの建設的な提言を行った書物である。
家族、教育、労働形態の変動、生死観、宗教、倫理の変容など、様々な問題群を臨床的に読解する。