今日の一書

今日の一書 : 2013年6月19日(水)

『 人間失格 』

著者 : 太宰治

「恥の多い生涯を送ってきました」
  
 3枚の奇怪な写真と共に渡された睡眠中毒者の手記には、その陰惨な半生が克明に描かれていました。
無邪気さを装って周囲をあざむいた少年時代。
次々と女性に関わり、自殺未遂をくり返しながら薬物におぼれていくその姿。「人間失格」はまさに太宰治の自伝であり遺書であった。作品完成の1か月後、彼は自らの命を断つ。

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