今日の一書

今日の一書 : 2013年7月30日(火)

『 兼好さんの遺言: 徒然草が教えてくれるわたしたちの生きかた 』

著者 : 清川 妙

 92歳の今なお「年齢に峠はない」「あるのは昨日と今日と明日という『ひと続きの道』だけ」と、前向きに生きひたむきに学ぶ作家の清川妙。50代で英語を学び直し、80代の時にもイギリスをひとり旅した。
 1921年、山口生まれ。教職を経て文筆活動に入る。古典評論、生き方エッセー、手紙の書き方などの執筆や講演で活躍する。
 『徒然草』は、少女時代からの著者の座右の書である。兼好の言葉は自信に充ち、賢く、合理的であると著者は語る。遺言とは、吉田兼好が教えてくれた数々の言葉、の意である。彼の言葉はきびしく的確にしかも親身なあたたかさをこめて、読者の生き方を照らす指針となるだろう。

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