今日の一書 : 2013年11月1日(金)
『 食卓に迫る危機 : グローバル社会における漁業資源の未来 』
著者 : 八木 信行
東日本大震災で壊滅的な打撃を受けた東北地方の漁師や水産業に
携わる方々が再び海へ戻るための一歩を後押しするため、
世界でもっとも魚を食べる国民である私たち日本人に
身近であるはずの魚は、一般の消費者が問題を実感することが
難しくなっています。
「水産資源」の全体像を身近な問題として分かりやすく浮かび上がらせ、
漁業者、流通業者、小売業者、あるいは消費者として関わっている
私たちに、「問題として何が出来るのか」というところまで具体的に
示す内容となっています。
海の中で起こっている大きな変化と日常とのつながりを感じるきっかけに
なりそうです。