今日の一書

今日の一書 : 2013年12月10日(火)

『 ビートルズ全詩集 』

著者 : ビートルズ

 解散から半世紀近くたった今も、世界を熱狂させるアイドル、あるいはアーティスト『The Beatles』。
 とかく、当時の若者に与えた影響と斬新な音楽性が取り上げられがちな彼らですが、詩作の世界においても大きな足跡を残しています。
 激情さと内省性を併せ持ったジョン、架空の物語に当時の世相を反映させたポール、インド哲学と西洋的な愛の融合を目指したジョージ…全作品を発表順に網羅した本書を読み進めていけば、デビュー直後”LOVE SONG”ばかりを書いていた彼らが、時代に翻弄されながら珠玉の”LIFE SONG”を生み出していくスリリングな過程を楽しむことができます。
 ポール来日公演の興奮も冷めやらぬ中、先週からはドキュメンタリー映画『愛しのフリーダ』も公開されています。この機会に永遠に愛され続ける彼らの魂を目と耳、そして心で読み解いてみてはいかがでしょうか。

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