今日の一書 : 2013年12月19日(木)
『 公然たる敵 』
著者 : ジャン・ジュネ
フランスの作家ジャン・ジュネは、1910年12月19日、娼婦の私生児としてパリに生まれた。学校の成績は良かったものの犯罪を繰り返すようになり、10代の大半を感化院で過ごす。
獄中で書いた処女詩篇「死刑囚」が世に認められ、文壇に進出。
本書は、移民問題に関心を寄せ、パレスチナ人を、アメリカの黒人革命家たちを全身で愛したジュネの、政治と文学が交錯する地点で生み出した発言とテクストの集大成である。