今日の一書

今日の一書 : 2014年1月22日(水)

『 出家とその弟子 』

著者 : 倉田百三

「この世は無常迅速というてある。その無常の感じは若くてもわかるが、迅速の感じは老年にならぬとわからぬらしい」

▼無常とは、言い換えれば“変化”のこと。その意味は、若い人でも、頭では理解できるかもしれない。だが、その“変化の速さ”は、ある程度の年齢にならないと実感できないというのだ
▼確かに、子どものころの時間は、比較的ゆったり過ぎていた。それが年配になるにつれ、年月が足早に過ぎ去るように感じる。多くの人に共通する感覚だろう。人生は早い。だからこそ大切に生きたい(聖教新聞『名字の言』より)

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