今日の一書 : 2014年3月12日(水)
『 歳時記百話 』
著者 : 高橋睦郎
歳時記とは、一年のおりおりの自然・人事などを記した書物。また、 俳句の季語を集めて分類・整理し、解説や例句を載せた書物のことを指します。
本書は四季を彩る花々を中心に、雲雀などの鳥、薫風などの気象、涅槃会や酉の市など年中行事、そして芭蕉忌に至るまで、一年の折々にあらわれる豊富な事物を、古今東西の句歌詩文を通して味わうことができる一冊です。
寒い冬を抜け春が近づき、季節の移り目を感じられるこの時期にぴったりの本ではないでしょうか。