今日の一書 : 2014年4月21日(月)
『 草の葉 』
著者 : ホイットマン
ホイットマンはアメリカの詩人で、政治ジャーナリストそして活躍した経歴を持ちます。
1885年に出た「草の葉」の初版はわずか95ページ、12編の無題誌からなる小冊子でした。
従来の伝統的な詩形を無視した自由詩形で書かれたこの詩は、新しいアメリカの理念と現実をうたっています。
この詩はホイットマンが敬愛したエマソンに絶賛されましたが、他方で猥雑な表現について批判も浴び、一般には高い評価を得られなかったようです。
しかし、その後も増補、改筆を重ねて、現在流布している最後の第9版は、400編余りを収める大作となっています。