今日の一書 : 2014年6月30日(月)
『 原論文で学ぶアインシュタインの相対性理論 』
著者 : 唐木田 健一
1905年の今日、偉大なる物理学者の一人であるアルベルト・アインシュタインは特殊相対性理論を発表しました。
学問において、人類史上私たちに直接的にまたは間接的に大きな影響を与えた仕事があり、著者はダーウィンの進化論やマルクスの資本論、フロイトの精神分析学などを上げ、我々はそれらの原典に直接接しその論旨を追うことで深い感銘を受けることができ、相対性理論も同じように多くの人々の感銘に十分に値するものとしています。
本書は特殊相対性理論の論文の邦訳とその解説からなっていますが、高校程度の物理学と数学で理解できるように解説は「座標」「関数」「ベクトル」など数学・物理の基礎のおさらいから丁寧かつ平明に書かれています。