『 紙つなげ！彼らが本の紙を造っている : 再生・日本製紙石巻工場 』

著者 ： 佐々涼子

本書は今年6月の刊行以来、8万5000部と読まれ続けている。東日本大震災から半年で再生を遂げた製紙工場の軌跡を追ったノンフィクション。著者はこの本への思いをこう語る。
『壊滅状態の工場で、まるでリレーのようにそれぞれの持ち場を復興させていった時のことを、ある従業員が「駅伝だと思いました」と話してくれました。その「たすき」を私は受け取ったのだと思います。』（11/26付聖教新聞）
ノンフィクションの力を実感する一冊である。