今日の一書 : 2015年1月26日(月)
『 原始仏典を読む 』
著者 : 中村 元
パーリ語で書かれた代表的な原始仏典『スッタニパータ』『ダンマパダ』『テーラガーター』などから主要部を読みながら、釈尊の教えと生涯を平明に解読していきます。
サンスクリット語は古代インド語で「洗練された言語」という意味を持ちバラモンたちが多く用いていたのに対し、パーリ語は古代西インド地方の日常語に由来するプラークリット「俗語」の一種です。本来パーリとは三蔵経典を意味していましたが、スリランカなどの仏教徒が共通語として用いる聖典の言語なのでパーリ語(聖典語)といわれるようになりました。