今日の一書

今日の一書 : 2015年7月14日(火)

『 マリー・アントワネット : フランス革命と対決した王妃 』

著者 : 安達正勝

1789年の今日、フランスでバスティーユ監獄襲撃を機に、フランス革命が始まった。現在ではフランス建国記念日として祝日になっている。
フランス革命で断頭台の露と消えたマリー・アントワネット。遊び好きで浪費家で、と悪妃のイメージが先行していたが、近年の研究では違う一面も明らかになり、時代の波に翻弄された悲劇の王妃として人々の共感を集めている。
なぜ後世になって人気が出たのか。
革命と全面的に対決をしてまで彼女が目指した「本当の王妃」とは何だったのか。
断頭台へと続く急な階段を毅然とした態度で上ってゆき、最期まで威厳に満ちていたという、その栄光と悲劇の生涯を鮮やかに描いている一書である。

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