今日の一書 : 2015年11月2日(月)
『 ぼくの命は言葉とともにある 』
著者 : 福島 智
本書で述べたことの多くは、私自身の盲ろう者としての体験を通して考えたことや思ったことです。言い換えれば、指先の宇宙で紡ぎだされた言葉で、私は本書を綴りました。たとえ僅かでも、その言葉が皆さんにとって生きる上での力になれば幸いです。
あとがきより
福島 智・・・3歳で右目を、9歳で左目を失明。8歳で失聴し、全盲ろうとなる。1983年に東京都立大学に合格。盲ろう者として初の大学進学者となる。2008年に東京大学教授。盲ろう者として世界初の常勤の大学教員となる。2003年には、米国の週刊誌TIME誌で「アジアの英雄」に選ばれる。現在は、大学でバリアフリー論の研究と教育に従事している。