今日の一書 : 2015年11月27日(金)
『 天才と異才の日本科学史:開国からノーベル賞まで、150年の軌跡 』
著者 : 後藤秀機
《今日はノーベル賞制定日》
1896年に死去した化学者ノーベルが1895年のこの日、遺言に自らの発明したダイナマイトで得た富を人類に貢献した人に与えたいと書いたことによる。
幕末期の近代科学導入から、ノーベル賞受賞者一六人輩出に至るまでに発展した日本の科学は、どんな人たちによって築き上げられてきたのか?会津出身ながら湯川秀樹につながる日本の物理学をスタートさせた山川健次郎、国際レベルの加速器を作った仁科芳雄、戦時下で海洋生物学の研究に邁進した團勝磨・ジーン夫妻、筋肉収縮の機序を解明した江橋節郎…。戦争や国境を乗り越え、道を切り拓いてきた科学者たちの苦闘と歓喜の足跡から綴る、知られざる近現代日本科学史。
内容(「BOOK」データベースより)