今日の一書

今日の一書 : 2016年1月12日(火)

『 登山の哲学 : 標高8000メートルを生き抜く 』

著者 : 竹内洋岳

登山と言っても色々ある。高尾山のように低い山を気軽に登るのも登山である。しかし、著者の中で登山とは「高所登山」という一種目だ。日本人初の8000メートル峰全14座登頂を成し遂げ、上村直己冒険賞を受賞したプロの登山家である。幼少時に病弱だった著者がどのように高所登山に挑むようになったのか。二度も生死をさまよいながらも挑戦を続けられるのはなぜか。人より多くを想像するとはどういうことか。
冒頭から雪崩に巻き込まれたエピソードで読者をひきつける。難局を乗り越えるための哲学が詰まった一書である。

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