今日の一書 : 2016年4月11日(月)
『 音を視る、時を聴く「哲学講義」 』
著者 : 大森荘蔵 ・ 坂本龍一著
1987年4月11日に、アカデミー賞作曲賞を受賞した坂本龍一。
最近ではアカデミー賞3部門を受賞した『レヴェナント』の音楽を手がけたことでも話題の坂本だが、本書は彼が1980年代に行った哲学者:大森荘蔵との対話を収録している。
本書の最後で坂本は「哲学とは理解するものだと思っていたのが、芸術を楽しむように享受することもできるのを知らしめていただいた大森先生に感謝。」と述べているが、この本を読み終えた読者は、坂本の音楽に対しても新しい発見を得ることだろう。