今日の一書

今日の一書 : 2016年6月14日(火)

『 世界「比較貧困学」入門 』

著者 : 石井 光太

「日本は世界第三の貧困大国」とされている。一時は「派遣村」に代表される貧困問題がニュースとなり、生活保護をめぐる議論が断続的に世間をにぎわしている。たしかに私たちの将来の見通しはなかなか立たない。だが、物質的に恵まれている日本で「貧しさ」を実感している人は、はたしてどれだけいるだろうか?世界とくらべて、日本の貧困にはどのような特徴があるのか。 『絶対貧困』『遺体』などのベストセラーで知られるノンフィクション作家・石井光太は、これまで世界の最底辺を取材しつづけてきた。その経験をもとに、途上国の貧困を「絶対貧困」、先進国の貧困を「相対貧困」と定義し、あやふやな「貧困」の本質に迫ったのが本書である。 働けど働けど、なぜか幸せを実感できない私たち日本人。その答えを本書で解き明かそう。

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