今日の一書 : 2016年7月11日(月)
『 カントの散歩 』
著者 : 池内 紀
「純粋理性批判」の著者として知られるカントは、難解なイメージの強い哲学者の代表でしょう。性格もマジメだったようで、「散歩のコースと時間が決まっていて、毎日定刻に同じところを通ったため、街の人はカントの姿を見て時計の針を直した」という有名なエピソード残しています。
カントは難解で退屈な哲学者のイメージのままの人物だったのでしょうか。この本で彼の散歩に付き合うことで、カントのイメージが少し変わるかもしれません。