今日の一書 : 2016年9月26日(月)
『 超訳ヘッセの言葉 』
著者 : ヘルマン・ヘッセ著 白取 晴彦編訳
『車輪の下』ほかの印象から、ヘッセには甘酸っぱい青春小説を書く作家というイメージがある。また、スイスの自然を謳う純粋で牧歌的な詩を書く人と見られることも多い。 しかし、現実のヘルマン・ヘッセは牧歌的でも甘美でもない。決して害のないおとなしい人間というわけではなかった。彼は反権威主義者であり、妥協を赦さない苛烈で強い精神と、自己を通しながら現実を生き抜く力を持った人だった。 はじめにより
ヘッセの小説、詩、エッセイ、手紙などから230の言葉を厳選。