今日の一書 : 2016年11月11日(金)
『 「ポッキー」はなぜフランス人に愛されるのか? 』
著者 : 三田村蕗子
ポッキー、ハイチュウ、カラムーチョ、ベビースターラーメン、きのこの山などなど‥スーパーやコンビニエンスストアでもおなじみのお菓子。気軽に買える値段でクオリティも高い。そう、日本は言わずと知れたお菓子大国なのである。
「あまりに当たり前のように存在しているので、私たち日本人はそのありがたさにはなかなか気づかない」
とは著者の言だが、なるほど、そうかもしれない。
本書は、そうした日本でもロングセラーとなっている安価で美味しいスナック菓子を携え、海外市場に売り込みをかける製菓業界を取材し、まとめたもの。ビジネスのお話だ。
フランスでは「MIKADO」の名称で売られているポッキーの、かの国で流されているテレビCMの話など、マーケティングにまつわる様々な話題も面白く読める。
何より、お菓子を食べまくる仕事にちょっと憧れてみたりする。
色々なお菓子の名前が出てくるので、読後はスーパーに行ってお菓子の大人買いをしたくなるので、要注意。