今日の一書

今日の一書 : 2016年11月21日(月)

『 ユーザーファースト:テレビとスマホの視線争奪戦を生き抜くマーケティング思想 』

著者 : 友澤 大輔

11月21日は世界テレビ・デー、インターネット記念日である。

「ユーザーファースト」
ヤフー現社長の宮坂学が就任時に、新体制においても決して変えてはいけないものの1つとして、このワードを挙げた。自分が使ってダメなサービスはユーザーには絶対に勧めない、という至極当たり前のことを意味する言葉だ。
スマートフォンやタブレットなどの進化は、1953年に日本で地上波放送が開始されて以来、主な情報発信源であったテレビの在り方に少なからず影響を与え始めた。テレビはいつの間にかスマートフォンと一緒に楽しまれるようになり、テレビだけに視聴者の視線を引きつけ続けることはもはや困難となった。SNSなどを使ってつぶやく“視聴者の友人”が他チャンネル以上に強力な競争相手となっているのだ。

テレビ・スマホ・タブレット・PC間で繰り広げられる壮絶な“ユーザーの視線争奪戦”を勝ち抜くことが必要な今こそ、原点であるユーザーファーストの理念が指針となるだろう。

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